「お札を折らず、かつ身軽に持ち歩きたい」このような方におすすめなのが、SYRINX(シュリンクス)の『HITOE L-ZIP L』。
クラウドファンディングで2,300万円以上の支援を記録し、今でも予約半年待ちの超注目の薄型長財布です。
※『HITOE L-ZIP L』は改良され、現在『HITOE L-ZIP L Liscio』という商品になっています。今回レビューする商品は、改良前の『HITOE L-ZIP L』です。
今回はそんなSYRINX(シュリンクス)『HITOE L-ZIP L』を1ヶ月使ってレビュー。
昨今ではミニマルな折型のミニ財布はたくさん登場していますが、薄いキャッシュレス財布はあまりません。
SYRINX『HITOE L-ZIP L』は薄さはもちろん、今までにない唯一無二の機能性で、「お札やカード類しか持ち歩かない」という方は必見の薄型長財布でした。
\「使いやすくて革の質もいい」と高評価/
※22,000円以上で送料無料
購入後も修理対応
東京革財布
運営者
20代前半に土屋鞄製造所の革財布を購入し、革の魅力に目覚める。その後、WEBメディア事業主軸の会社に入社し、ライターからWEBディレクターまでを経験。革製品の魅力を広く伝えたいという気持ちが強くなり、2019年に独立して『東京革財布』を開設。これまで土屋鞄製造所、GANZO、CYPRIS、Hallelujah、SYRINXなど40種以上の財布・革製品を使用。豊富なレビュー経験とライタースキルを活かし、長く愛用してもらえる革製品と出会えるサイトづくりに努めている。
【総合評価】薄型長財布の完成形ともいえる機能美
薄さ | |
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使いやすさ | |
革の質感 | |
製法 | |
収納力 | |
価格 (19,800円) |
SYRINXの薄い長財布は、ミニ財布のコンパクトさと長財布の利便性のハイブリットな財布。
普段、二つ折りやミニ財布派の筆者ですら、今回1ヶ月使ってみると「この長財布ならアリかも」と思えるアイテムでした。
財布の厚さが0.7cmしかないので、サコッシュのような小さなカバンに入れても問題なし。
カード入れは2箇所で名刺が入るほどゆとりがあり、ダブルファスナーでどこからでも開閉できる機能は文句なしに使いやすかったです。
「個性的な財布を“なんとなく”作った」のではなく、機能美を考え抜いた結果、今までにない財布に仕上がったという感じですね。
薄い長財布は「おもてなしセレクション2019」を受賞
SYRINXのL-ZIPLは、「おもてなしセレクション2019」を受賞!
おもてなしセレクションとは、日本在住の外国人が“心溢れる日本の商品”を審査し、世界に日本の商品を発信するプロジェクトです。
2014年からスタートしたプロジェクトで、毎年日本の伝統技術が詰まったアイテムが入賞しています。
SYRINXのこの薄い財布も、日本らしいシンプルなデザインと緻密な職人技術が高く評価。
まさに日本を代表する革財布というわけです。
\「おもてなしセレクション2019」受賞!/
※22,000円以上で送料無料
購入後も修理対応
SYRINX「HITOE L-ZIP L」を5項目でレビュー
SYRINX「HITOE L-ZIP L」は新型設計ゆえに、使い心地や品質が気になるところ。1ヶ月使った感想を、以下5項目でお伝えしていきます。
- 《サイズ》一般的な長財布の2倍は薄い
- 《使いやすさ・収納力》カード派は唸る独自のカードポケット
- 《質感》最高品質の天然レザーを贅沢に使用
- 《製法》日本製・職人仕上げの丁寧な完成度
- 《金具類》アンティーク調の特注引き手で落ち着きある印象
《サイズ》一般的な長財布の2倍は薄い
“薄い長財布”というだけあり、SYRINXの「HITOE L-ZIP L」一般的な長財布の2倍は薄いです。
財布にカードや紙幣、小銭を入れても上記画像ほどの厚みしかありません。
SYRINXのL-ZIPLの厚さは0.7cm。従来の長財布は2cm〜2.5cmなので、薄さに関しては皆までいう必要はありませんね。
かなりの薄型設計ですが《厚さ2mmの厚い革》を使っているので、ペラペラした感じはゼロ。
ハリのある丈夫な素材感なので、薄くても形崩れしにくそうです。
カバンに入れてもかさばらないので、筆者はリュックの外ポケットやサコッシュなどに入れて持ち歩いてました。
《使いやすさ・収納力》カード派は唸る独自のカードポケット
カード派の方なら一度SYRINXのL-ZIPLを使うと、従来の財布に戻れなくなるほど使いやすい長財布のはずです。
「カードポケットがたくさんついている」従来の長財布と違い、縦と横にカード入れを用意。
お店でつかうショップカードなどは、縦向きのカード入れに入れておくと小銭といっしょに取り出せて便利。
横向きのカード入れは、免許証やクレカを入れておくといいでしょう。
1箇所に8枚ほど、合計16枚のカード類を持ち歩けるので、内容量は申し分ありません。
またカード入れ部分は、名刺が入るほどゆとりがあります。
万が一の予備として、名刺を数枚入れておくのもおすすめです。
余裕のあるポケットサイズですが、使い始めに手で広げて革をほぐしておくと使いやすいですよ。
さらに、SYRINXの薄い長財布は、ダブルファスナータイプ!
詳しくは後述しますが、どこからでも開閉できるので、以下のようにカードだけ取り出す使い方もできちゃうんです。
カード支払い時は、カードだけサッと取り出せまます。
スマホも入るサイズ感。ポーチ代わりとしても使える
中に入れているのはiPhone7です。
SYRINXの「HITOE L-ZIP L」は薄いのが利点ですが、面積は広く設計されています。
上記写真のように、スマホもすっぽり収まるサイズ感。
パスポートも入る寸法なので、セカンドバッグのような感覚で財布を持ち歩けます。
手ぶらで外出したい方なら、この薄い長財布一つあれば荷物を減らせます。
筆者は写真が趣味なのですが、カメラで撮った写真をスマホに転送するための“Lightningハブ”をこの長財布に入れて持ち歩いていました。
その他、家のカギを入れるのにも便利でしたよ。
余裕のあるサイズで自由度が高いので、あなただけの使い方ができます。
《質感》最高品質の天然レザーを贅沢に使用
SYRINXの「HITOE L-ZIP L」は機能性だけでなく、伝統製法で仕上げたイタリアンレザーも魅力の一つです。
植物成分だけで革をつくり、オイルをぎゅっと染み込ませて完成。
革本来の風合いが残るナチュラルリッチなレザーは、ハリがありながらも滑らかな肌触りです。
通常の2倍のオイルを染み込ませているそうなので、クリームケアしなくても自然と革が育っていくのが特徴。
革財布の扱いに慣れていない方でも、手軽に革の経年変化を楽しめます。
また長財布の内装は布生地ではなく、革の裏地をそのまま使用。
布生地は一切使用しておらず、イタリアンレザーを全面にあしらった贅沢なつくりでした。
筆者個人としては革の裏地をそのまま使う仕様がかなり好みなので、SYRINXの薄い財布の内装設計は高評価ですね。
詳しくは後述しますが、SYRINX「HITOE L-ZIP L」は革表面に余計な加工を施していないので、使い込むほどに経年変化が現れる素材感。
滑らかな肌触りも相まって、ついつい手に取りたくなる長財布です。
「イタリア植物タンニン鞣し革協会」の品質保証タグが付属
SYRINXの薄い長財布には、「イタリア植物タンニン鞣し革協会」の品質証明書タグが入っていました。
これは財布に使っている素材が、【イタリア・トスカーナ産の植物成分で仕上げた革】であることを保証するもの。
産地のわからない素材ではなく、SYRINXはイタリアの非営利団体に認められらイタリアンレザーをきちんと使っているんですね。
このイタリアのレザー団体に保証された革のクオリティー、実際に手しにて味わってみてください。
《製法》日本製・職人仕上げの丁寧な完成度
縫製などの製法技術はかなりハイレベル。
たとえば縫い目などは、機械が縫ったかのような真っ直ぐに縫われていました。
そしてなんとSYRINXの「HITOE L-ZIP L」は、岡山の革職人による手作業仕立てです。
海外で量産した方が売り上げが出るのでしょうが、SYRINXはこだわりを実現するために高度な技術をもつ日本の熟練職人に依頼。
“量ではなく質”にこだわっているので、SYRINX「HITOE L-ZIP L」は予約半年待ちなんです。
またSYRINXの長財布は、コバ(革の断面)も丁寧に磨かれているのが特徴。
「革の断面部分から革の繊維がほつれてくる」といった心配なく使い込めます。
《金具類》アンティーク調の特注引き手で落ち着きある印象
SYRINXの薄い財布は、特注のYKKの引き手を採用。
落ち着きのあるアンティーク調で、さりげなくロゴが刻印されていました。
ほどよい厚みのある持ち手で、劣化で持ち手が折れる心配はなさそうです。
またファスナー部分は、噛み合わせのいい「EXCELLA」という最上級YKKファスナー。
噛んだり外れたりするリスクがほとんどありません。
それだけでなく、上述した通りSYRINXの「HITOE L-ZIP L」はダブルファスナー設計。
どちらからでも財布を開閉できるので、用途に合わせて開ける方向を選べます。
開ける向きを気にしなくていいのは、体感してみると結構便利なもんですよ。
\天然レザー&日本製の職人仕上げ/
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購入後も修理対応
薄い長財布「HITOE L-ZIP L」の経年変化・エイジング例
SYRINXの薄い長財布の1ヶ月使用による経年変化がこちら。
全体的に深みのある色合いになっているのがわかりますね。
お金を取り出す際に曲がる口の周りや、手でよく持つ底の方は特に色が濃くなりました。
上述したようにSYRINXの「HITOE L-ZIP L」は天然レザーなので、皮脂や日焼けによって色が濃くなりやすいんです。
今回レビューしたブラウン系の「Cammello」であれば、使い込むほどに飴色に育っていきます。
こういった機能性にハンドルを切った財布って、エイジングのやりがいがないのが欠点…。
SYRINXなら時間と共に革の表情が変わるので、あなただけの革に育ててみてください。
「HITOE L-ZIP L」購入前の3つの注意点
SYRIXの薄い長財布を検討している方は、以下3つに注意してください。
- 小銭入れはかなり小容量
- 製品ごとに革の表情が異なる
- カード入れには“底”がない
①小銭入れはかなり小容量。オプション程度に使うべき
SYRINXの「HITOE L-ZIP L」の小銭入れは、キャッシュレス派を狙った財布だけに小銭入れが少量。
整えてコインを入れれば最大15枚ほどは小銭が入るようですが、適当に入れると10枚前後が限界でした。
カードとお札だけしか持ち歩かない人なら問題ありませんが、小銭も持ち歩く方は少々使いにくいかもしれません。
とはいえ、財布を開けると小銭から探せるようになるので、無駄に小銭がたまらないのは大きなメリット。
最低限は小銭も持ち歩くなら、二つ折りタイプの「HITOE FOLD」の方が使いやすいですね。
②製品ごとに革の表情が異なる
SYRINXの皮革は、革の風合いを残す天然レザーなので、財布一つ一つ革の表情が異なります。
レザーの仕上がりが均一ではないので気をつけて下さい。
たとえば上記画像のように、血筋や毛穴が残っています。
革の表情が異なるのは天然レザーである証拠ですが、均一な仕上がりを求めるなら不向きかもしれません。
③カード入れには“底”がない
実際に手にして気付いたのですが、薄い長財布のカードポケットには縦向きも横向きも“底”がありません。
革の間にカードを入れるイメージです。
硬いクレカなどであれば問題はありませんが、名刺といった紙素材のものを入れるなら縦向きのカードポケットが最適。
カードポケットが左右に動きにくいので、擦れて紙が傷みにくいです。
一方で横向きのポケットは仕切りが揺れて擦れたり、ファスナーが当たったりするので角折れや破けの原因になりかねません。
名刺などを財布に入れるのであれば、入れておくポケットに注意してください。
実店舗なし。オンラインショップのみで購入可能
SYRINXの薄い長財布「HITOE L-ZIP L」を購入できるのは公式オンラインショップだけ。
実店舗を持たないことで、品質のわりにリーズナブルな価格設定を実現できています。
また今後新商品が登場すれば、クラウドファンディング開催中に支援するのもいいでしょう。
SYRINXの革財布はどれも半年〜1年待ちですが、クラウドファンディングで支援すれば優先的に製品を手にできます。
\今すぐオンラインショップを見る/
※22,000円以上で送料無料
購入後も修理対応
まとめ:薄い長財布を求めているなら予約して間違いなし
筆者も革製品好きでいろんな革財布を見てきましたが、SYRINX「HITOE L-ZIP L」のような長財布は初めて。
他にはない機能美とコンパクトさを兼ね備えているので、気になる方は今からでも予約すべき!と強くお勧めします。
個性的な構造で人と被ることもありませんし、その機能美は新体験。
予約半年待ちの人気キャッシュレス財布の使い心地、あなたの手で確かめてみてください。
\「使いやすくて革の質もいい」と高評価/
※22,000円以上で送料無料
購入後も修理対応