SYRINX『HITOE FOLD』レビュー。使ってわかった“予約1年待ち”の理由

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SYRINX『HITOE FOLD』レビュー。使ってわかった“予約1年待ち”の理由SYRINX(シュリンクス)

今回は“予約1年待ち”という超話題の薄型財布、SYRINX(シュリンクス)「HITOE FOLD」をレビュー。

2020年2月にクラウドファンディングを開始し、わずか半日足らずで予定個数が完売した注目のコンパクト財布です。
財布のクラウドファンディング国内最高記録を更新し、今では2021年まで予約が埋まっています*。
※2020年4月現在

最近では、いろんなタイプのコンパクト財布が登場していますが、生産が追いつかず1年待ちになる商品はそうそうないでしょう。

そんなシュリンクスのHITOE FOLDを実際に1ヶ月つかって感じた使い心地や革の質感を、お伝えしていきます。

生産数に限りがありますsyrinx公式サイトバナー

商品の詳細・注文はこちら※購入後も修理対応。

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【総合評価】キャッシュレス志向なら選んでよし

syrinx「HITOE FOLD」にお金を入れたところ

サイズ
使いやすさ
革の質感
製法
収納力
価格
(16,900円)

「鞄を持たず、手ぶらで足取り軽く出かけたい!」というユーザーの声を体現したミニ財布だけあり、厚さ7mmという文句なしの薄型設計。
1ヶ月間、コートのポケットに入れて持ち歩いてましたが、財布が邪魔に感じることは全くありませんでした。

また見慣れない構造で「ちゃんと使えるの?」と感じますが、慣れるとかなり使いやすい!
小銭や紙幣といった最低限のお金しか持ち歩かない人なら、小銭や紙幣をスムーズに取り出せます。

ただしコンパクト財布だけあり、収納力には欠けます。

必要なお金だけ持ち歩きたいキャッシュレス志向の人には、「絶対チェックしてほしい」と言えるミニ財布でした。

HITOE FOLDの使い方・開閉方法

引用:SYRINX公式サイト

シュリンクスのHITOE FOLDは、従来の二つ折り財布やミニ財布と違い、財布を「くの字」に曲げることで開きます。

閉じる時は、収納しているカード部分に財布上部のフラップをひっかけるだけ。
はじめは開閉にてこずりますが、慣れてしまえばファスナーやホックよりもスムーズに開閉できます。

ちなみにこのフラップは特許出願の独自機能です。

フラップをカードに引っ掛けないと閉じられないので、商品には「ダミーカード」が一枚付属しています。

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SYRINX「HITOE FOLD」を1ヶ月使ってみた感想

syrinx「HITOE FOLD」

SYRINX「HITOE FOLD」を1ヶ月つかって感じた「良かった部分」がこの5つ。

  • ポケットに入れてもかさばらない
  • 意外と小銭が落ちない。むしろ取り出しやすい
  • カードはしっかりホールドされる
  • 植物タンニンの滑らかな質感で手触りがいい
  • コバ磨きが施され、細部まで丁寧な完成度

見慣れない設計の財布なので使い心地が未知数でしたが、使用感は文句なし。
慣れてしまえば、普通の革財布よりも使いやすい部分が多いです。

また細かな製法へのこだわりも感じる完成度で、予約が1年待ちなのも納得のいく製品でした。

①ポケットに入れてもかさばらない

冒頭から何度もお伝えしている通り、SYRINXのHITOE FOLDは財布をポケットに入れて出かけたい人に最適なほどコンパクト。

約7mmほどの厚さしかなく、財布にお金やカードを入れても従来の二つ折り財布の半分ほどの薄さです。

syrinx「HITOE FOLD」の薄さの比較

ズボンのポケットはもちろん、ジャケットの内ポケットに入れても、膨れて不格好になることはなし。
女性なら、小さなポシェットにすっぽり収まります。

またお札が入るギリギリの幅なので、財布の横幅も二つ折り財布より削られています。

syrinx「HITOE FOLD」のサイズ比較

そして、ただ小さいだけでなく、詳しくは後述しますが使い心地も十分。
この薄さでこの使い心地の財布は、正直はじめてです。

一度HITOE FOLDを使ってしまうと、一般的な財布がどうしても大きく感じてしまいますね。

②意外と小銭が落ちない。むしろ取り出しやすい

HITOE FOLDをはじめて目にした方は、誰しも「小銭が落ちそうで不安」と思うのではないでしょうか。

正直、僕も使う前にそう思ってましたが、実際つかってみると小銭が落ちる不安は一切なし。
1ヶ月毎日使ってましたが、小銭が落ちたことは1度もありませんでした

syrinx「HITOE FOLD」の小銭入れ

小銭入れの上部についた“受けの革”が軽くフタになるので、財布を閉じた状態でも小銭が漏れ出す心配はありません。

しかも小銭入れは底が浅いので、使いにくどころか小銭を取り出しやすくい!
必要なコインをすぐにみつけられ、サッと取り出せます。

キャッシュレスな方は小銭を使う機会が多いと思うので、この設計は意外と嬉しいポイントのはず。

小銭は15枚まで収納できるので、小銭が溜まってしまうタイプの方でなければ問題ないでしょう。

③カードはしっかりホールドされる

syrinx「HITOE FOLD」のカード入れ

カードを入れて気付いたのですが、カード入れ部分は奥が若干絞った設計なのか、しっかりカードがホールドされます。

カードを1枚だけ入れて逆さまに振っても、カードが落ちることはありませんでした。

syrinx「HITOE FOLD」はカードがしっかりホールドされる

会計時に無意識にカード入れを逆さまにしても、カードがバラけることはまずないですね。

とはいえ使い込むにつれて革が柔らかくなり緩む可能性もあります。
カードを落とさないためにも、3〜4枚ほどはカードを入れておくことをおすすめします。

④植物タンニンの滑らかな質感で手触りがいい

syrinx「HITOE FOLD」の革の質感

これは実際に手にして感じてもらいたいのですが、SYRINXのHITOE FOLDの革はキメが細かくてとても滑らか
さらっとしていて、手触りがいいです。

というのもHITOE FOLDはかなり素材に力を入れているようで、植物成分とたっぷりのオイルで仕上げた革を使用。
通常の2倍のオイルを浸透させている製法で、吸い付くような滑らかさを実現しています。

syrinx「HITOE FOLD」のロゴ

余計な加工を施していない、革本来の風合いが残るナチュラルリッチな天然素材です。
自然なままの革なので、経年変化であなただけの革財布に育てられます

後述で1ヶ月つかったエイジングの様子も紹介しているので、参考にしてください。

「イタリア植物タンニン鞣し協会」の品質保証書が付属

syrinx「HITOE FOLD」に同封の植物タンニンなめし革の証明書

SYRINXのHITOE FOLDには、イタリア植物タンニン鞣し協会の品質保証書が付属。
これは《イタリアのトカーナ産の植物成分のみで仕上げられた革》であることを証明するものです。

保証タグは、協会に加盟するなめし工場で生産された植物なめし革の起源、製造過程、および自然さを証明します。

(出典:植物タンニンなめし革協会)

保証書がついているということは、「イタリアの工場で製造され品質の確かな革」をシュリンクスが使っているということ。

原材料の産地が不明な商品も多いですが、シュリンクスなら素材品質への信頼性も高いです。

⑤コバ磨きが施され、細部まで丁寧な完成度

syrinx「HITOE FOLD」を開閉する方法

コバ(革の断面)がきちんと磨かれ、細部まで丁寧に仕上げられているのには驚きました。
(1万円台の革財布って、コバ磨きしていないアイテムが多いですから…。)

シュリンクスではコバをやすりがけした後に磨き上げているようで、かなり手間暇がかかっている様子。
使い勝手には関係ありませんが、こういった細部に目を向けた完成度にデザイナーや職人のこだわりを感じます。

妥協なく革財布を仕立てているからこそ、生産が追いつかないのも仕方ないですね。

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使って感じたHITOE FOLDの3つの欠点

SYRINXのHITOE FOLDを使ってみて、次の3点は惜しいなと感じました。

  • 天然素材ゆえに革の繊維が落ちる
  • お釣りをもらった時に小銭入れでつまづく
  • 使いはじめは革が硬い

①天然素材ゆえに革の繊維が落ちる

syrinx「HITOE FOLD」の裏地

シュリンクスのHITOE FOLDの使い始めは、革の繊維がポロポロっと落ちてきます

上述したように、シュリンクスの薄型財布は天然レザーを使用。
さらに裏地には布地をつかわず、革の裏地そのものなので革の繊維が落ちやすいんです。

使うにつれて繊維の毛羽立ちが寝て、繊維が落ちてくることも少なくなります。

②お釣りをもらった時に小銭入れでつまづく

syrinx「HITOE FOLD」の使用感

HITOE FOLDの小銭入れは底が浅く取り出しやすいのですが、口が狭いので会計でお釣りをもらった時に小銭を入れにくいです。

一般的な二つ折り財布のボックス小銭入れだと、手のひらを滑り台のようにして硬貨を流し落とせるのですが、シュリンクスの薄い財布ではそれがやりにくい…。
構造上仕方がないのですが、手に荷物を持っていると手間取ってしまいますね。

そのため小銭入れ部分は、あくまでサブとして扱うのがいいかもしれません。

③使いはじめは革が硬い

使い始めは革が硬いので、財布の開閉がスムーズにできないこともありました。

外装を厚みのある1枚革で仕立てているのがその理由。
厚さ2mmの丈夫な皮革を使っているので、硬さはどうしてもあります。

2〜3週間つかったころに革が柔らかくなってくるので、はじめは我慢して使い込んでみてください。
だんだんと革がほぐれて、手に馴染んできます。

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SYRINX「HITOE FOLD」の経年変化・エイジング例

シュリンクス「HITOE FOLD」の1ヶ月使用による経年変化がこちら。

syrinx「HITOE FOLD」の経年変化の様子

カラーの関係もあり、目に見えたエイジングはありませんね。
よく見ると、革全体の色に深みが出た印象です。

画像では伝わらないのですが、かなり革がしなやかで柔らかくなりました。
会計の時でもスムーズに財布を開閉できます。

それと傷がついてもすぐに馴染んで消えてしまうのはメリットの一つ。
オイルをたっぷり染み込ませているので、傷ついても油分が馴染んで目立たなくなります。

経年変化をしっかり楽しみたい方は、明るめの「Cammello」「Lattuga」がおすすめです。

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SYRINXのブランド特徴。元オーディオブランドだった?

一級建築家「佐藤宏尚」氏が設立・デザイン

syrinx代表の佐藤宏尚さん

シュリンクスは、一級建築家の佐藤宏尚さんが設立。
佐藤宏尚さんが「スピーカー」を作るために立ち上げたブランドなんです。

スピーカーのボディーに本革を使用し、柔らかな革のボディから出るクリアな音質は評判となりました。

こういったプロジェクトの中で不要な革が大量に発生している背景を知り、「いただいた命を大切に使い切りたい。」という思いからレザーアイテム開発が始まりました。

佐藤さんが手がけた建築・プロダクトは、日本にとどまらず数多くの賞を受賞。

syrinxの代表「佐藤宏尚」さんの受賞歴※その他多数の受賞歴は割愛させていただきます。

そんな佐藤さんが設計したミニ財布、使い勝手がいいのも頷けます。

蔵前の職人が仕立てる日本製

SYRINXのHITOE FOLDは、革工房が肩を並べる東京・蔵前で製造。
海外工場で量産するのではなく、日本の革職人が一つずつ財布を仕立てています。

HITOE FOLDは、その独特の設計から製造が難しく高い技術力が必要になります。

こういった製法の課題があるからこそ、伝統技術をもつ日本職人を起用しているとか。

デザイン・型抜き・縫製といった工程を東京で行うことで、メイドインジャパンの品質を実現できているんですね。

店舗はなくオンラインショップで購入可能

SYRINXは実店舗をもっておらず、革財布・製品を購入できるのは公式オンラインショップのみ

オンラインでの注文でも、修理保証が充実しています。

  • 自然故障に伴う30日間保証(修理・交換)
  • お届け7日以内の初期不良保証(交換)
  • 購入後の修理対応

SYRINXは購入後も修理対応を受け付けています。
※商品状態によって無償・有償が異なります。

万が一のトラブルでも修理できるので、安心してSYRINXの薄型財布を愛用できます。

オンラインショップで予約受付中syrinx公式サイトバナー

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今からでも予約する価値のあるキャッシュレス財布

syrinx「HITOE FOLD」のイメージ

SYRINX「HITOE FOLD」は一級建築家の方が設計しただけあり、これまでにない使い心地の革財布でした。
キャッシュレス志向の方・財布をコンパクトに持ち歩きたい方なら、きっと虜になるはずです。

当レビューを読んで興味を持っていただけたなら、今からでも予約することを推奨!

予約1年待ちにもかかわらず、毎月数百件も注文が入っているそうです。

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