革財布ブームの火付け役と言っても過言ではないイルビゾンテ。人気なだけあり“革の上質な肌触り”が口コミでも評判が良いです。
一方で「イルビゾンテの財布は使いにくい」という声があるのも事実。口コミや特徴をもとに、イルビゾンテの財布が使いにくい理由についても解説します。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
東京革財布
運営者
20代前半に土屋鞄製造所の革財布を購入し、革の魅力に目覚める。その後、WEBメディア事業主軸の会社に入社し、ライターからWEBディレクターまでを経験。革製品の魅力を広く伝えたいという気持ちが強くなり、2019年に独立して『東京革財布』を開設。これまで土屋鞄製造所、GANZO、CYPRIS、Hallelujah、SYRINXなど40種以上の財布・革製品を使用。豊富なレビュー経験とライタースキルを活かし、長く愛用してもらえる革製品と出会えるサイトづくりに努めている。
イルビゾンテの財布の口コミ・評判まとめ!なぜ人気なの?
まずはじめにイルビゾンテの革財布を購入された方の声を、【良い口コミ】【悪い口コミ】の2つに分けてご紹介します。
【良い口コミ・評判8選】本革の質感や丈夫さが高評価
イルビゾンテの革財布を購入された方の声で、商品に満足している方の評判がこちら。
良い口コミのほとんどが冒頭でも述べた通り、「上質な天然レザーの質感」を評価するものでした。
- 手に馴染むような革の触り心地
- 丈夫で長持ち
- 見た目がオシャレ
後述で詳しくお伝えしますが、イルビゾンテは独自の100%天然レザーを採用。革本来の風合いを活かすために余計な加工を施していないので、シワや弾力といった本革独特のしっとりした肌触りが特徴です。
またオシャレなデザインも注目されており、メンズ・レディース問わず革財布が初めてでも手に馴染みやすいのがイルビゾンテの本革財布の魅力です。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
【悪い口コミ・評判4選】札入れやカード入れが使いにくい
一方でイルビゾンテの財布利用者からは、以下のように「使いにくい」という声もありました。
- カード入れがきつい
- お札(日本紙幣)だとはみ出る
イルビゾンテの財布によっては、カード入れや札入れがピッタリすぎて出し入れがしにくいとのこと。イルビゾンテの財布は本革なのでカード入れは使っていくうちに馴染むでしょうが、お札がはみ出す可能性があるのは注意点です。
ただし「お札がはみ出る」とレビューしていた方は全員“長財布”を購入されていました。どうやらイルビゾンテの一部の長財布シリーズは、紙幣ポケットの底が浅いようです。
お札がはみ出るのが気になる方は、二つ折り財布も検討してみてください。
またイルビゾンテの財布を製造しているのは「イタリア」。日本人向けの設計になっていない可能性があるのも、使いにくさの理由の一つでしょう。
イルビゾンテの革財布が「使いにくい」と言われる理由
イルビゾンテの革財布が「使いにくい」と一部で言われるのは前述の“ハミ札”だけでなく、以下のような理由もあります。
- シリーズによってはカード入れが少ない
- 天然レザー故に水に弱い
- 革が柔らかくハリがない
イルビゾンテの革財布は多種多様なシリーズを展開しています。
しかし、シリーズの中にはスタイリッシュなデザイン故に、カード入れが少ない商品もあります。カード類を多く持ち歩く方は、商品詳細でカード収納枚数をチェックしておくといいでしょう。
またイルビゾンテは上述したとおり100%天然レザーを採用。本革は雨・水に弱く、濡れるとシミになることもあります。
そのため雨の日や、水滴のついたペットボトルと一緒にカバンに入れるときは注意が必要です。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
イルビゾンテ(IL BISONTE)の財布の特徴
イルビゾンテの歴史は古く、始まりは1970年。当時、創業者の“ワニー氏”が奥さんと一緒に小さな革製品のお店を出して、バッグやベルトを作っていました。
その後の1990年に本格的にブランド「イルビゾンテ」を立ち上げ、イタリアを拠点に世界中の素材にこだわるレザーファンに愛されています。
ちなみに職人だった創業者ワニー氏が“バッファローマーク”をバッグに施したこともあり、ブランド名に「ビゾンテ(バッファロー)」が入っているんですね。
【特徴①】独自の天然レザーを採用している
イルビゾンテは創業者の天然レザーへの強いこだわりから、独自の天然牛革を採用。「完全自然由来なめし」を実現するために、サンタ・クローチェという染料の原料が採れる地域で生産しています。
※なめしとは、生の皮を製品としての革にするために加工です。
そんなイルビゾンテの牛革の製造には以下のようなこだわりがあります。
- 最高でも2歳までの若い牛の皮を使用
- 革の素材そのものが完成するまでに1〜2ヶ月の歳月が必要
- 20時間じっくりと染色タンクの中で染め上げられている
牛革は採取する牛が若ければ若いほど高級とされており、キメが細かく滑らかな質感が特徴。イルビゾンテの牛革も2歳以内の若い牛の皮を使っているからこそ、口コミで「いつまでも触っていたくなる質感」と評判だったというわけです。
また20時間もかけてぎゅっと染料を革に染み込ませているので、本革の風合いを残しながらもカジュアルな天然レザーが実現しているんですね。
自然由来のレザーなので一つ一つ表情が異なる
イルビゾンテの財布の革は自然由来なので、革のシワ・血筋・毛穴の模様などが素材ごとに異なります。特にイルビゾンテは革本来の風合いを生かした製法なので、革の表情の違いを顕著に感じられます。
ハイブランドの革製品はどれも同じ素材に見えますが、あれは革の表面に染料を塗る「顔料仕上げ」を行なっているからです。
※革の表面に絵の具を塗っているイメージです。
【特徴②】職人が一つずつ仕立てている
イルビゾンテの革財布は機械での大量生産ではなく、革職人の手で一つ一つ仕立てられています。
大量生産できないので、人気商品だと入荷までに時間が必要。在庫がなくなると、また一から制作するので「製作中」となります。
イルビゾンテの革財布は創業者のワニー氏がパターンを作り、職人がサンプルを作成。職人と二人三脚になって革製品をつくっているので、他ブランドにはないデザイン性の財布が完成します。
【特徴③】1万円台からのリーズナブルなラインもある
イルビゾンテの革財布は天然レザー&職人仕立てにも関わらず、1万円台〜2万円台の長財布や二つ折り財布も多く揃っています。そのため「革財布をはじめて手にする」という方でも、手軽に本格的な天然レザーを手にできます。
1万円前後だと“合皮”の財布も多いですが、イルビゾンテは自然由来の本革財布をリーズナブルに展開。
(関連記事:【本革財布と合皮の見分け方】“ここ”を見れば違いがわかる)
耐久性の高さで有名な牛革を使っているので、4年〜5年と長く愛用できてコスパが良いです。
コスパが良いからプレゼントに最適
イルビゾンテの財布は1万円台から手に入る上に、上質な天然レザーを使っているのでプレゼントにも最適。本革の肌触りや表情をどこまでの楽しめるアイテムなので、素材にこだわる男性に喜ばれるはずです。
実際にイルビゾンテの財布を恋人にプレゼントしている方も、多くいらっしゃいました。
もらった相手が喜んでいるのはもちろん、「贈った自分が欲しくなった」という声もありました。
ユニセックスで愛用できるデザインなので、恋人で色違いの財布を持つのもいいですね。
【特徴④】カラーバリエーションが10色以上と豊富
イルビゾンテの革財布はシリーズによっては10色以上もバリエーションがあり、あなた好みの革財布を選びやすいくなっています。
革財布というと黒や茶色系が王道。しかしイルビゾンテは多くのニーズに応えるべく、以下のように他では目にしないカラーの財布を揃えています。
- グレー
- オリーブ
- グリーン
- ホワイト
- レッド
もちろん明るい色でも染色仕上げなので、表面はシワや筋などの本革の表情が残っています。
【特徴⑤】革の経年変化がハッキリ表れる(参考写真あり)
イルビゾンテの革財布は余計な加工が施されていないので、本革特有の経年変化がはっきり表れて自分だけの革に育っていくのを楽しめます。
イルビゾンテの革財布を愛用している方の、エイジングケアの一例がこちら。
みなさん購入当初はベージュ色でしたが、使い続けることで深みのある飴色に経年変化しています。どんどん本革の色に深みが増していくので、「色が変わってきた!」と変化を実感している声も多数見受けられました。
本革のエイジングによる色やツヤの変化を実感したいという方には、イルビゾンテの財布はまさにうってつけです。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
参考動画
以下の動画では、イルビゾンテ好きのYouTuberさんがイルビゾンテアイテムを紹介しています。 経年変化の様子もわかるので参考にしてしてみてください。
イルビゾンテの財布の年齢層は?30代からでも使える?
「イルビゾンテの革財布はカジュアルすぎる?」という口コミもちらほらあります。
しかし意外にもイルビゾンテの革財布は、30代の男性からも選ばれています。
- 男性:30代の愛用者が多い
- 女性:20代〜30代の愛用者が多い
年代別のイルビゾンテの財布愛用者の年齢層がこちら。
女性だと20代〜30代と広い年齢層から人気を獲得しているのがわかります。
一方で男性は30代の愛用者がダントツ。ブランドではなく素材にこだわり始める30代から支持を集めているのも、本格的な天然レザーを使っている所以です。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
イルビゾンテの革財布の種類
イルビゾンテでは二つ折り財布や長財布といったメジャーな財布から、「がま口財布」や「マネークリップ」次のようなトレンド財布まで数多く登場しています。
このような多彩なラインナップがあるのも、男女問わずイルビゾンテの財布が選ばれている理由の一つです。
以下では、イルビゾンテの人気財布の種類を紹介します。
【二つ折り革財布】厚みが気にならずスマート
イルビゾンテの本革はしっとりとソフトな質感なので、二つ折り財布でも厚みが気になりません。
革の無骨な印象がありながらもバッファローのロゴがさりげなく刻印されているので、キマりすぎないテイスト。ボタン式から通常の二つ折りタイプまで揃っているので、ライフスタイルに合わせて選べます。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
【長財布】ランドファスナーからボタン式まで
※価格は執筆時のものです。価格改定されている場合もあるのでご了承ください。
イルビゾンテの長財布は、王道のラウンドファスナータイプからボタンタイプまで様々。特にボタン式の長財布のデザインは個性的で、他ブランドでは目にしない設計です。
長財布は革の面積が広い分デザインが重視されがちですが、イルビゾンテの長財布はボタンや蓋のフォルムがアクセントになっていますね。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
【がま口財布】大きな口で小銭を取り出しやすい
※価格は執筆時のものです。価格改定されている場合もあるのでご了承ください。
がま口財布というと“レディース”のイメージも強いですが、イルビゾンテのがま口革財布は洗礼されたシルエットで男性の手にもしっくりくる仕上がり。がま口部分が大きく開くので、小銭入れが小さくなりがちな二つ折りでも小銭を取り出しやすいです。
天然レザーの風合いとがま口のアンティークなテイストが合間って、パチっと口を開けるのが楽しみになるアイテムです。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
【コインケース(小銭入れ)】手のひらサイズの本格天然レザー
※価格は執筆時のものです。価格改定されている場合もあるのでご了承ください。
ちょっとした時にあると便利な小銭入れですが、イルビゾンテでもボタン式からがま口までバリエーション豊富に揃っています。
革財布に小銭をたっぷり入れるのは型崩れの原因。小銭が多くなりがちな方は、少し贅沢をしてイルビゾンテの本革コインケースを備えておくのもいいでしょう。
小銭入れなら1万円前後で手に入るので、自分へのご褒美で手にするのもいいですね。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
【マネークリップ】シックな大人のスマート財布
※価格は執筆時のものです。価格改定されている場合もあるのでご了承ください。
イルビゾンテのマネークリップは、とにかくシックでかっこいい。クリップ部分の金色の金属が程よくアクセントになって、お金を支払う所作を引き立ててくれます。
しかも7000円ほどとリーズナブルなので、ピンっときたら手にとってもまず後悔しないでしょう。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
イルビゾンテ財布は革の質感を楽しめる財布
イルビゾンテの革財布はカジュアルなので、ビジネスライクになりすぎずお洒落に持ち歩けます。
しかも完全天然由来のレザーにこだわっているので、本革特有のキメ細かでしっとりした肌触りを楽しめるのも魅力の一つ。イルビゾンテの革財布愛用者からの口コミでも、革の質感やデザイン性への評価が多かったですね。
- 手に馴染むような革の触り心地
- 見た目がオシャレ
- 質感が柔らかくいつまでも革を触っていたくなる
- 革が丈夫で10年以上使い込んでる
天然レザー故に使いにくい一面もありますが、それ以上に“革を育てる”という楽しみをハッキリと感じられるブランドです。
◎創業50年以上のイタリアブランド
◎経年変化を楽しめるオリジナルレザー使用
イルビゾンテの革は余計な加工を施していないので、肌触りが天然レザーそのもの。ソフトでしっとりした肌触りが魅力ですが、本革の肌触りに慣れていない方だと「ペラペラして使いにくい」と感じるかもしれません。
イルビゾンテの財布が水に弱い・柔らかいというのは、いってみればそれだけナチュラルリッチな本革を使っているということでもあるんです。