革財布の傷を今すぐ消す方法。キズができたら最低限やるべき対処

革財布の傷を今すぐ消す方法。キズができたら最低限やるべき対処 革財布の雑学

購入したばかりの革財布にキズを見つけてショックを感じた人もいるでしょうが、革製品を使う上で傷はつきもの。
逆に傷をいつけないように使い続ける方が難しいです。

わたしは細かな傷程度なら気にしませんが、傷だらけになる前に防いでおきたい方もいるでしょう。

そこで今回は革財布の傷を目立たなくする方法を紹介。
革財布に傷がつくと焦りますが、実際は4〜5分で簡単に直せます。

定期的に傷を消すケアをしてあげることで、傷が自然と馴染んでいき味わい深いレザーになるんですね。

大切な革財布をきちんと育てるためにも、最低限の傷の手入れ方法にも目を通してみてください。

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革財布の傷は指や布で目立たなくなる

革財布を手入れ後に乾拭きしている様子

革財布をつかい始めると細かな傷がつきますが、多少の傷なら指や布で擦れば目立たなくなります

これは指の皮脂や、革に本来染み込んでいた油分が広がるから。
加えて革表面の繊維が広がることで、傷が目立たなくるというわけです。

特に「オイルレザー(※)」は小さな傷にオイルが染み込みやすく、日常的に傷が消えて馴染むので気にしすぎることはありません。
※オイルレザーはオイルをたっぷり染み込ませたレザーで、しっとりした手触りが特徴。
自然な本革の風合いに仕上がっていき、むしろ革の味を深めてくれるんですね。

そして布でレザー表面を擦る時は、柔らかい布(綿100%のTシャツなど)を使用してください。
ハリのあるような布だと、かえって革を傷つける原因になりかねません。

革財布の傷を消す手入れ方法

※スウェード素材(起毛系)の財布の手入れ方法は後述で紹介しています。

指や布でこすっても傷が消えない場合は、ブラシや革用クリームを使う方法を試しましょう。
クリームケアとブラッシングの手入れによる傷の変化がこちら。

革財布の手入れによる財布全体の変化

革表面の擦れた部分にクリームが染み込むことで、擦れた部分の色が濃くなります。
さらにブラッシングによって財布表面の色味が馴染んでいき傷が目立たなくなるんですね。

また傷が消えただけでなくツヤ感さえも生まれました。

長く革財布を使い続けていると、レザーが乾燥して傷がつきやすくなります
乾燥による擦れキズを防ぐ意味でも、定期的なクリーム&ブラッシングの手入れをおすすめします。

【ケアに必要なアイテム】

  • 革用クリーム
  • 馬毛ブラシ(ゴミを払う用)
  • 柔らかい布
  • 豚毛ブラシ(磨く用)

①布やブラシで財布のゴミを落とす

革財布についたホコリをブラシで落としている

クリームを塗る前に、革財布についたゴミやホコリを落としましょう。

ブラシを使用するのがベストですが、持っていなければ柔らかない布でも大丈夫です。
表面のゴミを落とす際はこすりつけるのではなく、表面をなぞるように払ってください。

②レザークリームを財布に塗り込む

革財布にクリームを塗り込んでいる様子

財布のゴミを落としたら、革用クリームを塗り込んでいきます。

クリームを塗る際は、米粒程度の量を少しずつ塗り込むこと。
一度に大量に塗るとシミやカビの原因になります。

またクリームを均等に馴染ませるために、“円を描く”ように塗ってください。

③豚毛ブラシで革財布の表面を磨く

革財布をブラシで磨くことで艶が増す

クリームを塗り終わったら、最後に豚毛ブラシでブラッシングしましょう。

豚毛ブラシは馬毛ブラシよりコシが強く、革の表面が馴染みやすいので仕上げのブラッシングに適しています。
コシがあるので、しっかり磨くことで光沢感も生まれます。

馬毛ブラシでゴミを払う際は優しいブラシングでしたが、仕上げのブラッシングは多少力を入れてください。

「ブラシの毛が少し曲がる程度」で磨くことで、革の傷が馴染み艶が生まれます。

革財布の手入れによる傷の変化ブラッシングによる革財布の変化

最後の磨きは柔らかい布でも代用できるので、応急処置をするのであれば布を用いましょう。
豚毛の方が革の繊維に細かくクリームを塗りこめるので、持っていない方は一つ持っておくと便利です。

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起毛系(スエード)革財布の傷の手入れ方法

スエード(起毛)素材のイメージ

起毛系の革財布はキズを隠しやすく、基本的には豚毛ブラシによるブラッシングのみでOK。

表面が革の繊維でフワフワしているので、傷がついた部分をブランシングすることで毛並みが馴染んで傷を目立たなくできます。

そしてスエード素材の革財布の傷を消す場合は、クリームやオイルの使用は控えてください
スエード革の表面にクリームを塗ると毛並みがベターと寝てしまい、独特の羽毛立った質感が損なわれます。

ブラッシングで傷を目立たなくした後に革に潤いを与えるなら、「スエード専用スプレー」で革に潤いを与えましょう。

革財布の深いキズはレザー塗料で補修

革専用の「レザーマニキュア」モゥブレイの色付きレザークリーム

革財布の傷が深く上述で紹介したような手入れで傷を消せない場合は、「レザーマニキュア」「色付きレザークリーム」を使います。

レザーマニキュアはその名の通り、革の傷・色剥げをケアする塗料。
そして色付きレザークリームは、栄養を与えるクリームに色がついたものです。

財布のキズが深い場合は、これらのアイテムを使って以下のケアをしてください。

  1. レザーマニキュアなどを少しずつ傷に塗り込む
    ※色付きクリームの場合は綿棒などで塗る
  2. 色をつけた部分をブラッシングする

傷に色をつけると、その部分だけ不自然に光沢感がでます。
そのためブラシを持っていればブラッシング、持っていない方は柔らかい布で色をつけた箇所の周辺を磨きましょう。

色を補修した部分を磨くことで、塗料が馴染んで自然な色味に仕上がります。

※スエード革財布はレザー塗料による修復ができないので、注意してください。

傷がひどい場合はプロに修理してもらう

革財布の表面がエグれて傷がついた場合は、みなさん自身で修復するのは難しいです。
あまりに傷が酷い場合は、革修理の専門店で修理してもらいましょう。

“専用樹脂で傷を埋める”といった方法でリペアしてくれるので、ほぼ違和感なく傷を消せます。

価格は店舗にもよりますが「2,000円〜6,000円」ほど。

愛用の革財布が傷ついてショック…、という方は専門店での革財布のリペアも視野に入れてみてください。

※革の傷を埋める「専用樹脂クリーム」も販売されていますが、色の調合や補修部分のやすりがけなど手間が必要。
安全かつ綺麗に修復するなら、当サイトは初めからプロに任せることを推奨します。

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革の種類によって傷の付きやすさが異なる

革財布のレザー13種類を紹介◎素材ごとの特徴やランクの違いとは?

革財布はレザーの素材や加工によって、傷のつきやすさが異なります

「今後、傷のつきにくい革財布を買いたい」「現在の革財布の傷の耐性を知りたい」という方は、レザーごとの傷のつきやすさも熟知しておきましょう。

【オイルレザー】オイルで傷が馴染みやすい

革の加工の中でも傷に強いのが「オイルレザー」。
しなやかでしっとりした肌触りの財布は、オイルレザーで仕立てている可能性が高いです。

オイルレザーは皮を加工する際にオイルをギュッと染み込ませた皮革。
オイルをたっぷり含んでいるので、擦れ傷程度なら革のオイルが馴染んで自然と目立ちにくくなるのが特徴です。

傷すらも経年変化として味わい深くなるので、多少の傷なら気にせず使い続けてかまいません。

【ヌメ革】丈夫だが傷に弱い

ヌメ革」はオイルレザーより傷がつきやすいレザー。
オイルレザーよりも固くゴツゴツした質感が見分けるポイントです。

ヌメ革は植物の“渋に含まれる成分”を染み込ませており、余計な表面加工をしていません
そのため爪が当たったり、鞄の中で他の荷物と当たったりするだけで傷がつきます。

しかし太陽の光や皮脂によってエイジング効果が表れやすいのも特徴。

日光や皮脂で植物成分が変化するので、革本来の変化を楽しめます。

【スウェード(起毛系)】傷が目立ちにくい

レザーの中でも財布の傷が目立ちにくいのが「スエード(起毛系)レザー」。
革表面をサンドペーパーなどで磨いて、起毛させています。

革の繊維が羽毛立っているので、上述したように毛並みで傷を隠しやすいです。

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革財布の傷を防止する工夫

できることなら革財布を傷から守りたいですが、革のキズ予防のコーティング剤などはありません…

致命傷なレザー財布のキズを防ぐために、以下のポイントを意識して使っていきましょう。

  • 定期的にクリームやオイルで手入れする
  • 財布をポケットではなく、なるべく鞄に入れる
  • 小銭を入れすぎない
  • 爪を切っておく

上述した通り、革の乾燥はダメージの原因。
“月に1回”程度の定期的な手入れで、レザーに栄養と潤いを与えられます。

また小銭やカード類を多く収納していると、財布がパンパンになり表面が張ります。
革表面に物が当たる可能性が高まるので、小銭やカード類が多い方は財布を使い分けるのが得策です。

革財布を長くキレイに愛用し続けるためにも、上記のような使い方を心がけてみてください。

革財布の傷を手入れして味を深める

革財布の傷の消し方まとめ

革財布を手にしたばかりの時に、革に傷がつくとかなりヘコみますよね。
しかし今回紹介したように、多少の傷ならみなさん自身の手入れで目立たなくできます

そして革財布の醍醐味といえば「傷や色の変化によるエイジング」です。
使っていく中でつく傷も本革なら自然と馴染むので、その傷すらも本革財布の味わいを深めてくれます

深い傷など症状によってはセルフケアが難しいので、修復が難しい方は最寄りのリペアショップで見てもらいましょう。